溶岩焼肉プレートの選び方について

溶岩焼肉プレート匠では、下記の2種類の溶岩をご提供しています。いずれも毒素を含まない極めて稀な溶岩石です。

・「黒玄武」と呼ばれる希少な最高級品で、蓄熱力が高く、独特の気泡があり、食材の余分な脂質を優れた吸収力で取り込む特性があります。
・火成岩でありながら、重金属などの有害物質を含まない、安全性の高い素材です。
・すべて熟練の石工が手作業で仕上げた日本製の逸品で、他にはない、最高品質の製品をお届けしております。

・匠の安山岩質溶岩石は、「玉華(ぎょくか)」とも呼ばれ、一般的に流通している軟石とは異なり、名城の石垣にも使用されるほど信頼性が高い、非常に強固な堅石です。
・黒玄武よりも温まりやすい特性がありますが、脂質の吸収力や蓄熱力は若干劣ります。焼き具合は黒玄武の方が優れています。
・安山岩の特性を考慮すると、小さめのサイズでの使用をお勧めします。
★溶岩の色味や孔(穴)に大小多少

溶岩は自然石のため満遍なく同じ様な見た目にはなりません。冷えて固まる際に、含まれている珪素やミネラル等の分量の偏りで、部分的に色が違ったりします。
また、それら単体の成分だけで固まったスポットなど、目に見える部分だけでなく、内部にも多くの他と違う点が存在します。ご使用には全く問題はありますので、安心してご使用ください。
★黒玄武と安山岩の比較
どちらも優れた溶岩石ですが、比較したときの相対イメージです。
項目 |
黒玄武 |
安山岩 |
・焼き具合 |
◎ |
〇 |
・コスト |
〇 |
△ |
・耐久性 |
〇 |
△ |
・蓄熱力 |
〇 |
△ |
・脂の吸収力 |
〇 |
△ |
・重量 |
〇 |
△ |
・温まりやすさ |
△ |
〇※1 |
・油跳ね※2 |
△ |
〇 |
※1 20ミリ厚で150ミリ角形程度なら固形燃料だけで加熱可能
※2 孔にたまった脂が洗いきれていない場合跳ねることが稀にあります。
●厚さとサイズについて

厚さについては、定番商品として20、30ミリの2種類をご用意しております。
以下に厚さによる効果と、注意点を記載しますので、溶岩プレート選択時の参考にしてください。なお、厚さのカスタマイズは可能です。


項目 |
20mm |
30mm |
・耐久性 |
△ |
〇 |
・脂質吸収力 |
△ |
〇 |
・遠赤外線量 |
△ |
〇 |
・低温調理力 |
△ |
〇 |
・加温時間 |
〇 |
△ |
・重量 |
〇 |
△ |
・価格 |
〇 |
△ |
★厚さが増す(30ミリ)ことによる効果

・耐久性の向上: 厚さが増すことで、肉厚になり耐久性が高まります。
・脂質吸収力の向上: 脂質の吸収力が強化されます。
・低温調理の容易性: 接触熱は同等ですが、厚い方が遠赤外線と輻射熱が増加するため、より低温での調理が可能です。また、低温調理による以下の効果が期待できます。
※人気商品の特性: 黒玄武30ミリ厚は、溶岩焼肉プレート匠シリーズの中で最も人気の商品であり、他社にはない特性から多くのお客様に選ばれています。特に飲食店様から圧倒的な支持を受けています。
★厚さが増す(30ミリ)ことによる考慮点

・価格の増加: 体積が増えるため、価格も上昇します。
・重量の増加: サイズにもよりますが、ずっしりと重量も増加します。
・加温時間の増加:温まるまでの時間が増えます。但し、厚みに比例して、加温時間が極端に短縮される訳ではなく、若干短くなる程度です。
※20ミリ厚は軽量であり、価格を抑えられること、加温時間が若干短いことがメリットです。
★サイズについて

・ご家庭、バーベキュー、レストランや飲食店など、様々なシーンで使用できるサイズをご用意しておりますので、目的に応じてご選択ください。
また、サイズの大小による効果や注意点については「厚さの効果と注意点」をご参照ください。
・厚さ同様カスタマイズが可能です。
●高耐久ベルトについて

ステンレス製の高耐久ベルトを取り付けることが可能です。
当社の高耐久ベルト付き溶岩焼肉プレートは、加熱やコーティングによる石の表面や材質を変更するような加工(蓄熱力を高め、脂質を吸収する気泡を潰すなど)を一切行わず、独自の技術で側面に強制的に圧力を加えたベルトを取り付けています。
これにより、溶岩の特性を損なうことなく、優れた耐久性を実現しています。
溶岩自体は稀に割れやヒビが入ることがありますが、当社の設計によって、万が一割れやヒビが生じてもそのままご使用いただけます。
※割れやヒビを完全に防ぐものではありません。
この独自技術により、石焼き調理器具に一般的に見られる問題点を解消し、他店では実現できない耐久性を提供します。
特に消耗が激しい業務用としても十分に耐えうる品質を誇ります。ご家庭でのご使用でも大活躍です。
●溝加工について

通常の食材であれば、溶岩はほぼその脂質を吸収します。しかし、豚の三枚肉や五枚肉のように脂質が非常に多い食材の場合、溶岩が一度に吸収しきれない脂分が、溝に一時的に溜まります。(表面張力を利用)
この溝は、その役割を果たすとともに、デザイン的にも大変人気があります。通常の使用においては、溝がなくても問題なくご使用いただけます。
●窪み加工について

焼面に窪みを作ります。これによりデザイン性がアップします。また、窪みにより食材や油等がこぼれ難くなります。
すべて手作業のため、加工なし製品と比較し、時間およびコストがかかります。加工なし商品と比較し、遠赤外線量の低下、耐久性低下、焼き面積が小さくなります。
折りたたみ可能なコンテンツ
Q 熱源について教えてください
溶岩プレートはガスや炭など、凡その熱源を問わず加熱可能です。
ただし、IHはご使用いただけません。
※IHご使用の場合は専用溶岩プレートと発熱体が別に必要となります
Q カセットコンロ使用について
カセットコンロでのご使用時は以下をご留意ください。
必ず圧力センサー(ボンベが温まると自動消火)が付いている物を使用してください。
合わせて大きさにも寄りますが、プレート使用時はボンベにプレートが掛からない様ずらしてご使用ください。
※ご使用の際ご自身の責任にてボンベの温まり具合を小まめにチェックして、安全に留意してご使用ください。
※全てのカセットコンロは、同メーカー専用品以外(溶岩だけでなく、土鍋、網、鉄板、鍋等全て)のご使用は全て推奨されておりません。
Q なぜ食器用洗剤(中性洗剤等)の使用は禁止となっているのでしょうか
溶岩は水分を吸収する特性があるため、界面活性剤などが含まれる洗剤を使用すると、それを溶岩内部に取り込んでしまうため、次回の使用時に味や健康に影響を及ぼす可能性があります。
そのため、食器用洗剤(中性洗剤など)の使用は避けてください。
洗浄は通常、水またはお湯だけで行うのが基本です。また、頑丈な素材ですので、コテなどで力強くこすっても問題ありません。
また、弊社が提供する溶岩専用洗剤(経口毒性塩以下で安全)を使っての洗浄もおすすめです。簡単に扱えて、安心してお使いいただけます。